MOTiが語るEDM作りの「9つのヒント」




MOTiが語るEDM作りの「9つのヒント」

Martin Garrixとの「Virus」やJay Hardwayとの「Wired」に加え、最近ではR3habとの「Up All Night」などヒット曲を量産しているMOTiがEDM作りに関する「9つのヒント」を語りました。

1. 曲作りの始め方

まず私はピアノでメロディーを作り、その後シンセの音探しを始めます。それが終わったらループ素材を当てはめます。(最終的にこのループは使用しません。このループはどのように曲を構築させるかを把握するためだけに使います。)最近は多くのプロデューサーが同じループを使っていたり、私自身他の人の曲で同じ音を聞きたくないので私はあまりループは使いません。ループを使いたいけど少しでも特別な物にしたい場合はSonic Arts Viceのようなループスライサーでカットしてみて下さい。

2. レンダリング

大規模なプロジェクトで作業をしているとCPUに負担がかかるのでレンダリングをすることをオススメします。
オーディオファイルの取り扱いはMIDIファイルよりずっと簡単だと思います。オーディオファイルは調整、カットアップ、リバースが非常に簡単です。

3. マスタリング

私はかつてオリジナルのプロジェクトでマスタリングを行ってきました。マスタリングの結果はそれほど悪くはありませんでしたが、WAVファイルにレンダリングしたら、マスタリングにもっと時間をかけて行うことができました。
オリジナルのプロジェクトをプリマスターとしてレンダリングして下さい。私のプリマスターはファイナルリミッターを除く、コンプレッサー、EQ、ワイドナーなどすべてをかけています。(マスタリングを他の人に依頼する場合、これを行うことで雰囲気を壊さずにマスタリングをしてもらえます。)



4. リードサウンド(ボーカルチョップ)の作り方

Major Lazer、Ty Dolla $ign、Wizkidとのコラボ曲「Boom」のリードシンセ(ボーカルチョップ)はアドリブのサンプルをサンプラーに読み込み2オクターブのピッチアップを行いました。これがリードシンセの基本となります。
その後、オーディオファイルに変換し、複数のチャンネルに分割し、WavesのSoundShifterを挿し、異なるキーに設定しました。ボーカルチョップの作り方には色々種類がありますがこれが私のやり方です。

5. ワイドクラップ

クラップのステレオイメージを広げるにはクラップを2つ用意し、パンニングしたのち、左右どちらかを遅らせる(ずらす)ことで驚くほどの効果を発揮します。このテクニックはパッドやストリングスなど様々なサウンドに適用できますが30ms以上は遅らせないでください。

6. 短いリバーブ

私は「Virus」、「Lion」、「Valensia」などの楽曲でドライリードサウンドに短いワイドリバーブをかけました。その後、歪みを加えてよりパワフルなサウンドに仕上げました。
多くの人はトラックをメルトにするためにリバーブを使いますが、私はシンセに個性を出すためにリバーブを使います。私は最初に短いリバーブ、次にEQやコンプレッサーなどをかけ、最後にリミッターをかけます。(私はクリッピングする直前までリミッターをかけることが好きです。)その後、別のリバーブを直接またはバスにセンドして使います。



7. ベースのレイヤー

私は少なくともベースを2種類使い、別々のEQセクションに分割します。ベースに特徴を持たせるために150Hzまでハイパスし、サブベースのハイエンドをカットします。トラックのキーによりますが、このテクニックを使うことでベースに特徴を持たせることができます。
また、ベースをできるだけタイトにするために必ずベースをレンダリングするようにして下さい。3つベースを使うときは「ローエンド」、「ローミッド」、「ミッド」の3つにに分けます。ベースにクランチ感を与えるときは「ハイエンド」にEQをかけます。

8. ボーカル

私はボーカルのミキシングを行うときは単語ごとにスライスします。いくつかブレスをカットすることでボーカルに緩急が生まれ心地いいサウンドになります。
ボーカルのトップラインには他の作業と同じくらい時間をかけることがとても重要です。本当に大きな違いを生みます。

9. ワークフロー

私は曲を作るときは、いつもと異なるものを作るように心掛けています。なぜなら、全ての曲に同じトリックを使ってしまうと全て似ている曲になってしまうからです。
EDM作りに行き詰まったときにロックやインディーの曲を作ります。これは挑戦し続けることと音楽作りを楽しむためのとても良い方法です。

source: musicradar.com

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